2009年07月04日

ちょこっとリニューアル

 もうすぐブログ1周年ということで、ブログの配色を黄緑からブルーにしてみました。とはいえ、ほとんどレイアウトはそのままで色を変えただけですが・・・鬱陶しい天気が続きますので、少しでも爽やかな感じで行きたいと思います。
 ちなみにトップの写真は反核医師の会世話人の先生方です。
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2009年06月23日

6/23発表声明「厚生労働省の被爆者医療分科会の決定について」

 東京反核医師の会は、6月22日に「原爆被爆者医療分科会」が「積極認定」の対象疾病として新たに慢性肝炎や肝硬変の〈肝機能障害〉と〈甲状腺機能低下症〉を追加した件につきまして、別紙の通り声明を出しましたので声明を発表しましたのでお知らせいたします。
≪東京反核医師の会 声明≫
厚生労働省の被爆者医療分科会の決定について

 6月22日、厚生労働相の諮問機関「原爆被爆者医療分科会」は一定の条件でほぼ自動的に認められる「積極認定」の対象疾病に、新たに慢性肝炎や肝硬変の肝機能障害と甲状腺機能低下症を追加することを決定した。
 両疾病を積極認定の対象とするのは、これまでの裁判の経過からいっても当然の結論である。
 しかし、今回の決定の最大の問題点は、「放射線起因性が認められる」ことを最終的な条件にしている点にある。これまで医療分科会が認めてきた「放射性起因性」こそが、認定審査の誤りの原因である。これを条件とすることで今まで同様に認定されない被爆者が生まれることが予測され、本当の解決とはならないであろう。
 今求められているのは、原告・被爆者の一括救済であり、小手先の認定基準見直しではない。われわれ東京反核医師の会は国・厚労省に対し、政治決断による原爆症認定集団訴訟の全面解決を求めるものである。
2009年6月23日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
(東京反核医師の会)
代表委員  向山  新
渡辺 吉明
片倉 和彦
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【連絡先】 〒160−0023
 新宿区西新宿3−2−7 パシフィックマークス西新宿4F 東京保険医協会内
 TEL 03−5339−3601 / FAX 03−5339−3449
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2009年06月22日

原爆症認定基準に「慢性肝炎・肝硬変」と「甲状腺機能低下症」を追加、ただし「放射線起因性が認められる」条件付き

 6月22日の厚労省・被爆者医療分科会において、原爆症認定基準の見直しが行われ、慢性肝炎・肝硬変と甲状腺機能低下症が新たに積極認定病名に追加されました。これらの病名は積極認定されていなかったために長年裁判で争われ、多くの勝利判決を得ましたが、裁判で勝った原告が未だに原爆症認定を受けられない矛盾が指摘されていました。
 ただ、これまでの裁判で否定的な見解ばかりだった分科会の判断としては画期的ですが、「放射線起因性が認められる」ことが条件となっており、これが逆に認定を狭める要因になるのではないか、と警戒する声も広がっています。今後の情勢が見守られるところです。

肝機能、甲状腺疾病追加=「条件付き」に原告側反発−原爆症の認定基準改定・厚労省
6月22日10時8分配信 時事通信

 原爆症認定基準を検討する厚生労働省の被爆者医療分科会は22日、昨年4月に導入した基準を改定し、一定の条件を満たせば積極的に認定する対象疾病に慢性肝炎・肝硬変と甲状腺機能低下症を追加した。各地の集団訴訟でこれらを原爆症と認める判決が相次ぎ、同分科会は「司法判断は尊重すべきだ」とした。
 同省は昨年4月、緩和した新基準を導入したが、積極認定の対象外だった肝機能障害と甲状腺機能低下症を原爆症と認定する国側敗訴の判決が続いた。5月の東京高裁判決後には、与党プロジェクトチーム(PT)も基準の再改定を政府に勧告した。
 この日の分科会では、委員から「なぜ肝機能障害が認められたのか理解に苦しむ」などと同高裁判決に対する反論も出たが、「法治国家の一員として審査に生かしていくべきだ」と結論付けた。
 改定では、疾病に「放射線起因性が認められる」との条件が付けられた。アルコール摂取による影響などを除外するのが目的だが、同様に条件が付く心筋梗塞(こうそく)では認定が進んでいないとし、原告側は「無条件に認定すべきだ」としている。
 原爆症をめぐっては、原告側やPTが基準の見直しに加え、敗訴原告を含む全員救済を求めているが、同省側は難色を示しており、今月9日に原告らと面会した舛添要一厚労相は「河村建夫官房長官と相談し、最終的には首相の決断を仰ぎたい」と表明した。 
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2009年06月12日

ピース・ドクターのつぶやき(1)原爆症認定集団訴訟【向山 新 先生】

原爆症認定集団訴訟のこと・・・

向山 新 先生 原爆症集団訴訟・東京高裁判決に対して、国は上告を断念しました。

 まあ、前々から東京高裁判決がタイムリミットと言っていたのだから、当然といえば、当然の話です。

 しかし、そういいながらどのような解決策を示すかと思ったら、「8月までに」だとか、「医学的に専門家の意見も聞かなければ」とか、今さら何を言っているのやら。

 「東京高裁判決がタイムリミット」というなら、それまでにいろいろと解決策を考えておいてしかるべきです。

 まさかとは思いますが、国は東京高裁判決で勝つつもりでいたとか……??

(向山 新 東京反核医師の会 代表委員)
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2009年06月10日

6/10発表声明「原爆症認定集団訴訟 東京1次・東京高裁判決 国の上告断念にあたって」

 東京反核医師の会は、6月9日に国が原爆症認定集団訴訟 東京1次訴訟・東京高裁判決の上告を断念した件につきまして、別紙の通り声明を出しましたので声明を発表しましたのでお知らせいたします。
≪東京反核医師の会 声明≫
原爆症認定集団訴訟 東京1次・東京高裁判決
国の上告断念にあたって

 
 6月9日、国は5月28日に出された原爆症認定集団訴訟・東京1次訴訟 東京高裁判決に対し、上告しないことを表明した。これにより、国の敗訴部分が確定することとなる。東京反核医師の会としては、今回の国の判断を歓迎するともに、「基準見直しを含めて検討する」とした舛添厚生労働大臣の発言にも大きな期待を寄せるところである。
 しかし、一方で懸念も残る。
 厚労大臣は上告断念の当日9日昼から、原告団との面会を行ったが、直前まで「上告もありうる」「面会は上告期限の11日以降」などの主張を繰り返し、原告団や支援者に怒りと失望を募らせた。さらに、原告団との面会においても、「努力する」「相談する」程度にとどまり具体的な提案がなされず、麻生総理大臣も「1人1人内容が違うので、一括というのはなかなか法的には難しい」と、早々に政治判断を否定する発言をしている。
 裁判はこれで終わったわけではない。一連の裁判において原爆症認定を受けたにもかかわらず、未だに国から認定されない原告や、主張が認められず敗訴となっている原告、さらには厚労省で申請が止まったままの8,000人ともいわれる認定待ち滞留者の問題もある。
 今回の東京訴訟では、6年の間に原告30人のうち14人が亡くなった。原爆によって人生を狂わされた人々が、高齢となったいま、これほどまでに心身を削って裁判に訴え、18回の勝訴を得てもなお穏やかに過ごせない現状を、国は深刻に受け止めなければならない。
 ゆえに、われわれ東京反核医師の会は国に対し、速やかに原告の声を聞き入れ、政治決断による全面解決を求めるものである。

2009年6月10日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
(東京反核医師の会)
代表委員  向山  新
渡辺 吉明
片倉 和彦
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【連絡先】 〒160−0023
 新宿区西新宿3−2−7 パシフィックマークス西新宿4F 東京保険医協会内
 TEL 03−5339−3601 / FAX 03−5339−3449
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和歌山県反核医師の会主催 講演会のお知らせ【2009年6月13日(土)】

2009年6月13日 和歌山県反核医師の会 講演会

 和歌山県反核医師の会主催の講演会が以下のとおり行われます。この企画は第21回総会に併せて開催されるものですが、参加費無料、どなたでもご参加いただける企画です。近畿圏にお住まいの方、ぜひ足をお運びください。

和歌山県反核医師の会主催 講演会のお知らせ
 (講師のプロフィール等はこちら=PDF
  
  と  き  6月13日(土) 午後3時15分〜5時15分
  テーマ  「核兵器のない世界に向けて 日本の課題とは
                       学び運動を進めるために

  講 師  中村 桂子 氏(ピースデポ事務局長)
  と ころ  プラザホープ : 和歌山県勤労福祉会館
         (和歌山市北出島1-5-47/TEL 073-425-3336)
                             【地図はこちら】
  参加費  無料  誰でも参加できます。是非ご参加下さい
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2009年06月09日

原爆症認定集団訴訟・東京「にんげんをかえせ」第2回座り込み

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
 「今朝、厚生労働省を見上げて、
6年間こことたたかってきたんだなと思うと、目頭が熱くなりました」
原告 西本治子さん


 厚生労働省の目の前、日比谷公園に沿って設置された座り込みテントにおいて、原爆症認定集団訴訟の東京原告による会見が行われました。
 先週末まで、国は上告も検討するとして原告との面会も11日以降と言っていましたが、9日、未明からの報道で「国は上告断念」との一報が。朝、上告断念が正式に大臣から発表され、さらに当日昼頃からの原告団との面会も前倒しで実現することになったのです。

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
マスコミも続々と集まって、テントの周りを取り囲みました。


 原告団は、今回の国の判断について、皆さん一様に「歓迎する」と述べたうえで、「ただ、上告断念は当たり前。私たちの戦いはここで終わるわけではない」と繰り返します。

 「裁判で認められたのに未認定のままの人、裁判で負けてしまって未認定のままの人、それから厚労省で現在審査を不当に滞留されてい8,000人の被爆者。すべての人が救われるよう、穏やかな老後を過ごせるよう、裁判凡例に従った正当な基準見直しが行われて初めて、この裁判は解決したと言えるのです」
 「原告30人中、14人が係争中に亡くなってしまいました。この事実を許すことはできません。この間、18回も司法から否定されるような認定基準で動いている厚労省の分科会の責任も大きいと思います。抜本的に改革してくれるまでは、認めることはできません」

 そして、東京は唯一1人だけ認められなかった原告について、上告することを決めたことが発表されました。 
原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
国上告断念を受けて、改めて早期解決を求める山本英典原告団長

 このあと、東京・大阪・熊本の原告らが参議院へ移動し、厚生労働大臣との面会に臨みました。
 面会において舛添厚労相は、「1日も早く解決したい」「河村官房長官と相談し、最終的には麻生総理の判断を仰ぐ」と述べました。
 また、別の政府高官の発言として、8月6日、9日の原爆忌までに新々基準の提示を模索するようです。今度こそ、二転三転しない毅然とした対応を望みます。
原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
上:シュプレヒコールをあげる原告団
下:各地の原告・支援者の方たち

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
面会以外で現地に残った原告・原告支援者による座り込みが続いています。

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
うたごえのみなさん。


【追加ニュース】
 舛添厚労大臣との面会後に行われた記者会見で、原告は「政治決断はこの1、2週間のうちに下されるべきだ」として、麻生太郎首相や河村建夫官房長官との面会も希望すると述べたそうです。
 以下、引用します。

原爆症訴訟で「早く政治決断を」  原告ら、首相にも面会求める 
2009/06/09 17:51   【共同通信】

 原爆症認定集団訴訟の全国原告・弁護団は9日、舛添要一厚生労働相から東京高裁判決の上告見送りを伝えられたことを受け、厚労省で記者会見し「政治決断はこの1、2週間のうちに下されるべきだ」として、政府が原告全員の救済方針を早急に表明することを望んだ。

 全国弁護団の安原幸彦副団長は「今週から来週にかけ、全面解決への大きな動きをつくりたい」と宣言。麻生太郎首相や河村建夫官房長官との面会を強く求めた。

 政府高官が8月の平和祈念式典までに認定基準を見直す意向を示したことについて、全国弁護団連絡会事務局長の宮原哲朗弁護士は「政治決断後の話とすれば積極的な発言だと思う」と評価。基準見直し手続きが早く終わるのが望ましいとして「全面解決に向けた具体的な交渉は、遅くとも8月までになされると考えている。全員救済は譲れない一線だ」と述べた。

 厚労相との面会が上告期限(11日)より前倒しで設定されたことについて、弁護士から「重要な第一歩だ」などと好意的な声が上がった一方、原告の一部は「具体的な話が出なかった」と落胆した様子だった。

posted by 東京反核医師の会 事務局 at 16:08| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ニュース】舛添厚労大臣が原告と面談――認定基準見直しを約束

本日12時30分から行われた舛添厚労大臣と原爆症認定集団訴訟原告団との面会において、大臣は認定基準の見直しと早期一括解決に向けて努力することを約束しました。
 以下、時事通信の速報です。

8月までに認定基準見直し=原爆症訴訟、上告断念−「一日も早く解決」と厚労相
6月9日13時45分配信 時事通信

 原爆症認定集団訴訟で、未認定だった原告9人を原爆症と認めた5月の東京高裁判決について、舛添要一厚生労働相は9日、閣議後の記者会見で「関係省庁と協議し、上告しないこととした」と述べ、上告断念を正式に表明した。厚労相は同日午後、国会内で原告らと面会し「1日も早く解決したい」と答えた。
 原告側が求める認定基準の緩和について、政府高官は同日、「8月の原爆忌までに結論を出したい」と述べ、昨年4月に実施した新基準が見直される公算が高まった。
 舛添厚労相は会見で、原告側が求めている敗訴原告を含む全面救済について「河村建夫官房長官と相談し、最終的には首相の決断を仰ぎたい」とした。
 同判決は、肝機能障害や甲状腺機能低下症など認定基準外の疾病も原爆症と認定した。焦点の一つになっている基準の見直しに関しては、「医学的にも議論してもらわないといけないと思っている。ただ、司法の判断も尊重すべきだ。さまざまな事情を勘案して結論を出したい」と述べた。
 河村官房長官も9日の記者会見で「今後、認定基準をどう広げていくか本格的な検討をしたい」とし、前向きな姿勢を示した。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 14:55| Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

座り込み開始へ

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 朝令暮改の政府対応に皆さん怒り心頭です。
 11時から国の上告断念を受けて記者会見が始まります。
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【ニュース】原爆症認定訴訟 国 上告断念へ

 各紙報道によりますと、5月28日に出された原爆症認定集団訴訟・東京高裁判決に対し、国が上告しない方針を固めた、とのことです。当初は上告期限ギリギリまで態度を保留するとしましたが、一転全面解決へ乗り出したことになります。今度こそ二転三転しない対応が望まれます。

<東京原爆症訴訟>国が判決を受け入れへ 全面解決へ一歩
6月9日2時30分配信 毎日新聞

 厚生労働省は8日、国に申請を却下された被爆者10人のうち9人を原爆症と認めた5月28日の東京高裁判決(1審・東京地裁)について、上告しない方針を固めた。舛添要一厚生労働相が9日発表する見通し。判決受け入れにより、肝機能障害など認定対象ではなかった病気にも救済の幅が広がることになり、全国で約300人が提訴した集団訴訟の全面解決への一歩になる。
 国の上告見送りは昨年5月の仙台、大阪両高裁、今年5月の大阪高裁に次ぎ4件目。28日の東京高裁判決は原告数では最多となる。今回は肝機能障害、甲状腺機能低下症、ガラス片を体内から取り除いた後遺症など、現行の認定基準から外れる病気が含まれている。
 全国の原爆症訴訟は最高裁に2件、高裁に7件、地裁では12件が係属中。判決で原告は9割以上が実質勝訴しているが、未認定でまだ、判決を受けていない原告も約60人いる。
 原告側は、訴訟の全面解決の手順として、上告断念に加え、認定基準の緩和と、敗訴分も含む原告全員の救済を求めている。舛添厚労相が9日に原告団と面会して要望を聞いたうえで、政府内で具体策の検討が本格化するとみられる。
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2009年06月08日

明日6/9〜再度の座り込み開始:舛添厚生労働大臣 上告期限まで原告団との面談を拒否

東京被団協(東友会)によりますと、 厚労省と被爆者・弁護団との交渉で、厚生労働省の担当者は「上告もありうる」と発言しました。全面解決の中身については、何一つ発言しなかったそうです。さらに、最初は「面談する」と言っていた舛添厚労省は、11日の上告期限まで原告団と面談しないと態度を一転させました。
 解決に向けて努力すると言いながら、一方でコロッと前言をひっくり返す、朝令暮改の国の体質には怒りを通り越して唖然としてしまいます。

 原告団の皆さんは、明日から再度、厚労省前で怒りの座り込みに入るそうです。
 ご都合のつく方はぜひ、激励とともに座り込みに参加していただきますよう、ご協力をお願いします。
 
 開始時間 6月 9日(火)11:00〜
        厚生労働省向かい、日比谷公園内テントにて



追加情報!!!

 「11日以降にしか会わない」としていた舛添大臣が、原告からの強い抗議を受けて9日に前倒し面段位応じることを発表しました。以下、共同通信の速報記事を引用します。

 厚労相、9日に被爆者らと面会  原爆症認定訴訟で
2009/06/08 12:54   【共同通信】

 原爆症認定集団訴訟で、厚生労働省は8日、原告となっている被爆者らの要望を聞くため、舛添要一厚労相が、東京高裁判決の上告期限前の9日に全国原告団・弁護団と面会することを明らかにした。被爆者らは認定基準の見直しや訴訟の全面解決を要請するとみられる。

 河村建夫官房長官はこれまで、5月28日の東京高裁判決を受け、集団訴訟の解決に向け何らかの対応を示す考えを表明。舛添厚労相は東京高裁判決後、「政府としての方針を決める前に、原告の皆さんから話を聞く」としながらも、日程については上告期限の11日以降とする意向を示していた。

 厚労省は11日以前の面会を強く求めていた原告・弁護団の要望を受け、日程を調整していた。

 全国弁護団の宮原哲朗事務局長は「上告期限前に厚労相と会えるのは大変良いことだ。被爆者の話を聞き、なるべく早く全面解決に向けた判断をしてほしい」と話している。
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2009年05月29日

5/28発表声明「2009年5月28日原爆症認定集団訴訟 東京1次・東京高裁判決について」

高裁前で判決を待つ

 東京反核医師の会は、5月28日の原爆症認定集団訴訟 東京1次訴訟・東京高裁判決につきまして、以下の通り声明を発表しました。
 一連の訴訟における18回目の判決も、やはり原告勝訴の内容となりました。国には、これまで集団訴訟解決を長引かせてきた責任を痛感し、一刻も早い解決に向けて今度こそ動き出してほしいものです。
 そして、これまで臭いものに蓋をするように、「あの戦争は何だったか」という議論を避けてきた日本全体においても、この裁判を一つの契機として、戦争と平和を真剣に見つめ直そうとする世論が広く共有されることを切に願います。
≪東京反核医師の会 声明≫
2009年5月28日 原爆症認定集団訴訟
東京1次・東京高裁判決について

 
 これまで6年にわたって争われてきた原爆症認定集団訴訟において、5月28日、大きな節目になるとも目されていた東京1次訴訟・控訴審判決が行われた。すでに報道のとおり、東京高裁は原告11人の申請疾病について、1人を除く10人の却下処分を取り消す、すなわち原爆症と認定するという判断をくだし、ほぼ原告勝訴という結果となった。これで国は、一連の原爆症認定集団訴訟において18連敗となる。

 今回は、「新しい審査の方針」で認められていなかった、遠距離被爆者のがんや非がん疾患についても放射性起因性を認めている。
 特に、「積極認定は半径3.5q圏内」という国の基準に対し、半径5q圏内被爆が認められたことは大きい。各地で同じように「距離」という基準により、理不尽な線引きをされてきた被爆者にとっても、朗報であろう。
 また、前立腺がんや下咽頭がんや、甲状腺機能低下症やバセドウ病など、放射性起因性が明らかでなかった疾患、さらに慢性C型肝炎についても、肝炎ウイルスと原爆放射線の共同成因説を採用し、放射線起因性を肯定している。
 残念ながら、敗訴となった1人についても、残留放射線の可能性については認められている。

 さらに注目すべきは、甲状腺疾患や慢性肝疾患を除外している現行審査のあり方の誤りを言及したうえで、基準の見直しを迫る内容となっている点である。
 今回の判決では、「放影研の疫学調査の結果以外の学問的な成果をも考慮に入れて放射線起因性の有無について審査すべきである」として、総合的判断を尊重した。「審査の方針には問題があり、原爆症認定の判断基準として適格性を欠く」と述べるなど、国の姿勢に対する言及がこれほど行われたことは、原告団にとっても予想以上の画期的な判決となった。

 医師団として意見書提出などに協力をしてきた東京反核医師の会としても、今回の判決を高く評価するものである。
 医学は人の命を救う究極的な術ではあるが、いまだ未知の領域が多く、すべての病の起因性を科学的に解明するには不十分なところも多い。しかし、「分からないから認定しない」といって、必死に病とたたかってきた被爆者を見捨てることは、人として許されることだろうか。
 われわれ医師が病に苦しむ被爆者を目の前にして何ができるかと考えるとき、なせることはわずかでも、医療者として最後まで彼らの傍に寄り添い、ともにこれからの被爆者医療向上と、核兵器のない平和な世界を実現するべく努力を続けていくことが第一の指命であると考える。

 原爆によって心身ともに生涯消えない傷を負わされた被爆者が、戦後64年経ってなお、苦しみ続けなければならないのは、戦争と平和の実態を突き詰めることに目をつむり、過去との対話を避けてきた、戦後日本の姿勢の弊害にほかならない。
 2003年に始まった集団提訴開始以来、原告のうち68人が惜しくもこの世を去っている。いずれも、戦争と原爆を恨み、国の姿勢を嘆き、それでも自分たちの主張が認められることを願って、息を引き取られたと聞く。
 もう二度と、被爆者が「悔しい」と泣きながら死んでいくことのないように、国・厚労省には、今度こそ、原爆症認定集団訴訟の一括解決と認定基準の見直し、そしてすべての被爆者の救済を強くここに要望する。

2009年5月29日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
(東京反核医師の会)
代表委員  向山  新
渡辺 吉明
片倉 和彦
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【連絡先】 〒160−0023
 新宿区西新宿3−2−7 パシフィックマークス西新宿4F 東京保険医協会内
 TEL 03−5339−3601 / FAX 03−5339−3449
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2009年05月28日

原告勝利!国はとうとう18連敗――5/28 原爆症認定訴訟 東京1次訴訟・高裁判決

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【勝訴・18連勝の垂れ幕を掲げる弁護師団】

 ブログでもご報告&すでに報道のとおり、原爆症認定訴訟東京1次訴訟・高裁判決は、ほぼ原告の勝利となりました。
 お1人だけ認められず、全員勝訴という形にはなりませんでしたが、甲状腺機能障害などの「基準外」病名が改めて認められたこと、5km圏内被爆が認められたことなど、画期的な判断がくだされた点が多かったことは救いです。

 以下、判決内容を簡単に整理します。

★国の「新しい審査の方針」外の未認定原告について★
 遠距離被爆者のがんや非がん疾患についても放射性起因性を認める
★「積極認定は半径3.5q圏内」という国の基準に対し、「半径5q圏内」被爆が認められた。
前立腺がん下咽頭がん甲状腺機能低下症バセドウ病など、放射性起因性が明らかでなかった疾患、さらに慢性C型肝炎についても、肝炎ウイルスと原爆放射線の共同成因説を採用し、放射線起因性を肯定。
★残念ながら、敗訴となった1人についても、残留放射線の可能性については認められている。

★国の「新しい審査の方針」そのものについて★
国の原爆症認定のあり方にまで言及
★「放影研の疫学調査の結果以外の学問的な成果をも考慮に入れて放射線起因性の有無について審査すべきである」として、総合的判断を尊重。
★「審査の方針には問題があり、原爆症認定の判断基準として適格性を欠く」と述べるなど、国の姿勢に対して言及の言及が行われた。
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【原告勝利判決に歓喜する原告団】

原告団声明

原爆症認定集団東京訴訟 東京高裁判決についての声明

2009年5月28日

原爆症認定集団訴訟東京原告団
原爆症認定集団訴訟東京弁護団
原爆症認定集団訴訟全国弁護団連絡会
東京都原爆被害者団体協議会(東友会)
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
原爆裁判の勝利をめざす東京の会(東京おりづるネット)
原爆症認定集団訴訟を支援する全国ネットワーク

1 本日、東京高等裁判所第4民事部(稲田龍樹裁判長)は、原爆症認定集団訴訟東京第一次訴訟に関し、未認定原告10名及び認定原告1名の未認定疾病について、1名を除いて却下処分を取り消す勝訴判決を言い渡した。

2 本日の東京高等裁判所判決は、これまでの17ヶ所の地裁・高裁判決を集大成したものである。その中で裁判所は、被爆者援護法の前文をふまえて「単なる社会保障的観点に基づくものではなく、戦争遂行主体であった国の国家補償的措置として行われるものである。」と判示した。起因性の判断基準についても、対立する科学的知見がある場合には、厳密な学問的な意味における真偽の見極めではなく、それを前提として全証拠を総合して判断すると判示し、さらに審査の方針には、欠陥があり、判断基準それ自体に合理性を欠くと判示した。
 また、肝機能障害及び甲状腺機能低下症の放射線起因性を明快に肯定した。さらに、4キロメートル、5キロメートル及び120時間以降の入市のがんについても放射線起因性を認めた。一審原告の一人については、我々の主張が認められなかったことは残念であるが、今後の解決交渉の中で救済を図りたい。

3 河村建夫官房長官は,かねてから「東京高裁判決が一括解決のタイムリミット」と述べ、厚生労働省も,「原爆症認定集団訴訟と認定基準の改定に関して,5月末までに予定されている大阪高裁判決、東京高裁判決などの司法判断を踏まえて最終的な判断をする」と明言してきた。
さる4月5日、アメリカのオバマ大統領は、核兵器を使用した国としての道義的責任にふれ、核の無い世界に向け行動することを明言した。被爆国日本としては、病気や差別とたたかいながら身をもって原爆被害を告発した集団訴訟の原告・被爆者の声をうけとめ、被爆の実態に即した原爆症認定制度を確立し、世界に核兵器の残虐性を示すことが求められている。
 集団訴訟の提訴以来すでに68名の原告が亡くなっており、病弱な被爆者にもはや時間はない。

4 本判決は、審査の方針の再改訂と、訴訟の全面解決の指針を示したものであり、いまこそ国は裁判所の判断に従って全面解決に踏み出すべきである。我々は全員救済による訴訟解決を求めてこれから全力で闘う。各位の支援を心からお願いする。

以上



posted by 東京反核医師の会 事務局 at 23:59| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

座り込み激励

厚労省前座り込み激励

星稜会館での全国集会後、日比谷公園の座り込みが行なわれているテントに移動。

原告団の方にカンパをお渡ししました。
写真は左から渡辺先生、土岐先生、竹山先生。
なお、谷川先生も途中までいらしたのですが、時間のご都合でこのときはご不在でした。


一刻も早い全面解決を求めて、少しの間ですが座り込みしています。
通り掛かりの方からも「報道を見ました。頑張ってください」激励の声が掛かります。

事務局:イチカワ

お疲れさまでした!
テントで、座り込み行動の皆さんと。

東京反核医師の会 本日の参加者
会員・・・・・渡辺先生、土岐先生、竹山先生、谷川先生
事務局・・・・・中村、市川、盛、安浦、戸井田
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 18:27| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

院内集会&全国集会

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衆議院第2会館で行われた国会内集会には入れ替わりに15人以上?の国会議員さんが出席されました。

引き続き、星陵会館で全国集会。
全国の原告が一同に登壇されてスピーチの最中です。



父を返せ
母を返せ
にんげんを返せ


みんなで歌を歌っていたら、急に涙が出そうになりました……。


事務局 モリ

 
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 15:29| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする