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2009年06月09日

原爆症認定集団訴訟・東京「にんげんをかえせ」第2回座り込み

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
 「今朝、厚生労働省を見上げて、
6年間こことたたかってきたんだなと思うと、目頭が熱くなりました」
原告 西本治子さん


 厚生労働省の目の前、日比谷公園に沿って設置された座り込みテントにおいて、原爆症認定集団訴訟の東京原告による会見が行われました。
 先週末まで、国は上告も検討するとして原告との面会も11日以降と言っていましたが、9日、未明からの報道で「国は上告断念」との一報が。朝、上告断念が正式に大臣から発表され、さらに当日昼頃からの原告団との面会も前倒しで実現することになったのです。

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
マスコミも続々と集まって、テントの周りを取り囲みました。


 原告団は、今回の国の判断について、皆さん一様に「歓迎する」と述べたうえで、「ただ、上告断念は当たり前。私たちの戦いはここで終わるわけではない」と繰り返します。

 「裁判で認められたのに未認定のままの人、裁判で負けてしまって未認定のままの人、それから厚労省で現在審査を不当に滞留されてい8,000人の被爆者。すべての人が救われるよう、穏やかな老後を過ごせるよう、裁判凡例に従った正当な基準見直しが行われて初めて、この裁判は解決したと言えるのです」
 「原告30人中、14人が係争中に亡くなってしまいました。この事実を許すことはできません。この間、18回も司法から否定されるような認定基準で動いている厚労省の分科会の責任も大きいと思います。抜本的に改革してくれるまでは、認めることはできません」

 そして、東京は唯一1人だけ認められなかった原告について、上告することを決めたことが発表されました。 
原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
国上告断念を受けて、改めて早期解決を求める山本英典原告団長

 このあと、東京・大阪・熊本の原告らが参議院へ移動し、厚生労働大臣との面会に臨みました。
 面会において舛添厚労相は、「1日も早く解決したい」「河村官房長官と相談し、最終的には麻生総理の判断を仰ぐ」と述べました。
 また、別の政府高官の発言として、8月6日、9日の原爆忌までに新々基準の提示を模索するようです。今度こそ、二転三転しない毅然とした対応を望みます。
原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
上:シュプレヒコールをあげる原告団
下:各地の原告・支援者の方たち

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
面会以外で現地に残った原告・原告支援者による座り込みが続いています。

原爆症認定集団訴訟 厚労省前記者会見&座り込み
うたごえのみなさん。


【追加ニュース】
 舛添厚労大臣との面会後に行われた記者会見で、原告は「政治決断はこの1、2週間のうちに下されるべきだ」として、麻生太郎首相や河村建夫官房長官との面会も希望すると述べたそうです。
 以下、引用します。

原爆症訴訟で「早く政治決断を」  原告ら、首相にも面会求める 
2009/06/09 17:51   【共同通信】

 原爆症認定集団訴訟の全国原告・弁護団は9日、舛添要一厚生労働相から東京高裁判決の上告見送りを伝えられたことを受け、厚労省で記者会見し「政治決断はこの1、2週間のうちに下されるべきだ」として、政府が原告全員の救済方針を早急に表明することを望んだ。

 全国弁護団の安原幸彦副団長は「今週から来週にかけ、全面解決への大きな動きをつくりたい」と宣言。麻生太郎首相や河村建夫官房長官との面会を強く求めた。

 政府高官が8月の平和祈念式典までに認定基準を見直す意向を示したことについて、全国弁護団連絡会事務局長の宮原哲朗弁護士は「政治決断後の話とすれば積極的な発言だと思う」と評価。基準見直し手続きが早く終わるのが望ましいとして「全面解決に向けた具体的な交渉は、遅くとも8月までになされると考えている。全員救済は譲れない一線だ」と述べた。

 厚労相との面会が上告期限(11日)より前倒しで設定されたことについて、弁護士から「重要な第一歩だ」などと好意的な声が上がった一方、原告の一部は「具体的な話が出なかった」と落胆した様子だった。

posted by 東京反核医師の会 事務局 at 16:08| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ニュース】舛添厚労大臣が原告と面談――認定基準見直しを約束

本日12時30分から行われた舛添厚労大臣と原爆症認定集団訴訟原告団との面会において、大臣は認定基準の見直しと早期一括解決に向けて努力することを約束しました。
 以下、時事通信の速報です。

8月までに認定基準見直し=原爆症訴訟、上告断念−「一日も早く解決」と厚労相
6月9日13時45分配信 時事通信

 原爆症認定集団訴訟で、未認定だった原告9人を原爆症と認めた5月の東京高裁判決について、舛添要一厚生労働相は9日、閣議後の記者会見で「関係省庁と協議し、上告しないこととした」と述べ、上告断念を正式に表明した。厚労相は同日午後、国会内で原告らと面会し「1日も早く解決したい」と答えた。
 原告側が求める認定基準の緩和について、政府高官は同日、「8月の原爆忌までに結論を出したい」と述べ、昨年4月に実施した新基準が見直される公算が高まった。
 舛添厚労相は会見で、原告側が求めている敗訴原告を含む全面救済について「河村建夫官房長官と相談し、最終的には首相の決断を仰ぎたい」とした。
 同判決は、肝機能障害や甲状腺機能低下症など認定基準外の疾病も原爆症と認定した。焦点の一つになっている基準の見直しに関しては、「医学的にも議論してもらわないといけないと思っている。ただ、司法の判断も尊重すべきだ。さまざまな事情を勘案して結論を出したい」と述べた。
 河村官房長官も9日の記者会見で「今後、認定基準をどう広げていくか本格的な検討をしたい」とし、前向きな姿勢を示した。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 14:55| Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【原爆症認定訴訟】座り込み開始へ

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 朝令暮改の政府対応に皆さん怒り心頭です。
 11時から国の上告断念を受けて記者会見が始まります。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 10:15| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ニュース】原爆症認定訴訟 国 上告断念へ

 各紙報道によりますと、5月28日に出された原爆症認定集団訴訟・東京高裁判決に対し、国が上告しない方針を固めた、とのことです。当初は上告期限ギリギリまで態度を保留するとしましたが、一転全面解決へ乗り出したことになります。今度こそ二転三転しない対応が望まれます。

<東京原爆症訴訟>国が判決を受け入れへ 全面解決へ一歩
6月9日2時30分配信 毎日新聞

 厚生労働省は8日、国に申請を却下された被爆者10人のうち9人を原爆症と認めた5月28日の東京高裁判決(1審・東京地裁)について、上告しない方針を固めた。舛添要一厚生労働相が9日発表する見通し。判決受け入れにより、肝機能障害など認定対象ではなかった病気にも救済の幅が広がることになり、全国で約300人が提訴した集団訴訟の全面解決への一歩になる。
 国の上告見送りは昨年5月の仙台、大阪両高裁、今年5月の大阪高裁に次ぎ4件目。28日の東京高裁判決は原告数では最多となる。今回は肝機能障害、甲状腺機能低下症、ガラス片を体内から取り除いた後遺症など、現行の認定基準から外れる病気が含まれている。
 全国の原爆症訴訟は最高裁に2件、高裁に7件、地裁では12件が係属中。判決で原告は9割以上が実質勝訴しているが、未認定でまだ、判決を受けていない原告も約60人いる。
 原告側は、訴訟の全面解決の手順として、上告断念に加え、認定基準の緩和と、敗訴分も含む原告全員の救済を求めている。舛添厚労相が9日に原告団と面会して要望を聞いたうえで、政府内で具体策の検討が本格化するとみられる。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 08:15| Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする