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2014年01月10日

1月8日発表「教育現場における『はだしのゲン』の自由閲覧維持を求めます」

今、東京都で漫画「はだしのゲン」を学校図書から追放しようとする動きがあります。
東京都、練馬区、大田区、港区、足立区、中野区、西東京市の各教育委員会に、公立学校から「はだしのゲン」を撤去することを求める陳情・請願が出され、2013年12月3日に練馬区教育委員会で不採択となりました。

東京都教育委員会で1月9日に「はだしのゲン」を撤去することを求める請願が出されることから、1月8日、東京都教育委員会あてに下記の通りの要請文を送付いたしました。

東京都教育委員会では「はだしのゲン」を撤去することを求める請願は不採択となりましたが、核被害そして戦争の悲惨さ、戦争の非人道性の伝承を損なう流れがじわりじわりと進められようとしていますので、注意が必要です。


【 東京反核医師の会 要請文 】
東京都教育委員会 御中
 教育現場における「はだしのゲン」の自由閲覧維持を求めます

 私ども東京反核医師の会は、人々の生命・健康を守る医師・歯科医師・医学者の立場から、核兵器の廃絶を目指す団体です。これまで広島・長崎原爆被爆者の支援などを行ってきました。
 1月9日、東京都教育委員会で「はだしのゲン」の教育現場からの撤去を求める請願が審議されますが、教育現場から「はだしのゲン」を撤去すること、閲覧制限を課すことに反対します。
 「はだしのゲン」は原爆の悲惨さを、作者自身の実体験をもとに漫画化した作品です。作中の日本軍の中国などにおける行為の描写は、普段はやさしい、ごく普通の人間が、戦争という極限状態に追い込まれたとき、想像を絶する蛮行に及ぶことを伝えるものであり、現実を直視することによって、未来に生きる子どもたちが、再び戦争に突入することのない、平和な社会を築くことを、漫画を通して訴えたものです。
そして「はだしのゲン」は国内だけでなく国外でも20カ国語で翻訳出版され、原爆を知るうえで必読の本として高く評価されています。日本政府も2007年、NPT再検討会議第1準備会で英語版30冊を配布し、当時、「漫画外交」の推進として話題になりました。このように国内的・国際的に高く評価されている「はだしのゲン」を閲覧制限しなければならない理由はありません。
 また国内外で高く評価されている書籍を教育的配慮の名目で教育現場から締め出すことは、子どもが持つ「あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け、及び伝える自由」(児童の権利に関する条約13条)、さらには日本国憲法で保障される表現の自由(21条1項)に対する重大な侵害です。この点からも教育現場からの「はだしのゲン」の撤去・閲覧制限は認められません。
 東京反核医師の会は、核戦争阻止、核兵器廃絶を目指す医師の団体として、核被害の悲惨さ、戦争の非人道性の伝承を損なう「はだしのゲン」の撤去・閲覧制限に反対し、東京都教育委員会に対して、これまでと同様、子ども達が「はだしのゲン」を自由に閲覧できるよう求めます。
2013年1月8日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
(東京反核医師の会)
代表委員  向山 新、 渡辺 吉明、 片倉 和彦

【連絡先】〒160−0023 新宿区西新宿3−2−7 KDX新宿ビル4F 東京保険医協会内
TEL 03−5339−3601 / FAX 03−5339−3449
担当事務局 野中、大竹、中村


posted by 東京反核医師の会 事務局 at 13:55| Comment(0) | 私たちの考え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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