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2014年04月17日

4月17日発表「原発再稼動を進めるエネルギー基本計画に抗議する」


【 東京反核医師の会 抗議文 】

東京都教育委員会 御中

原発再稼動を進めるエネルギー基本計画に抗議する
 
 2011年3月の福島第一原発の事故は、わが国に甚大な被害を与えた。現在も収束にはほど遠い。原発事故により、生命を奪われ、財産を失い、また人間の尊厳を傷つけられている犠牲者は日々、生じていることを忘れてはならない。このような悲惨な状況を再び生み出してはならない。
 しかし安倍政権は、4月11日にエネルギー基本計画を閣議決定した。この計画は2012年9月に打ち出された「2030年代に原発ゼロをめざす」政府の方針を撤回し、原発を昼夜問わず継続的に利用する「重要なベースロード電源」と位置づけており、なし崩し的に原発の再稼働を進めるというものだ。
 原子力規制委員会は原子力推進に深く関わっていたメンバーで固められており、再稼動を進めるという姿勢が強く打ち出された人選である。計画では規制基準に適合する原発の再稼動を進めるとあるが、原子力規制委員会でさえ規制基準を守っていれば安全が保障されるものではないとの認識である。そもそも福島第一原発の原子炉内の基本的な情報が十分に分析されておらず、事故の原因を追究することもできない現状で安全性を議論するのは不合理だ。規制基準に適合するものを安全と言い張り再稼動を推し進めるのは、言葉のすりかえである。
 原発事故が発生した場合の避難計画も、実効的なものが作成されておらず、不十分である。
 最近の世論調査でも、原発ゼロ目標を転換することに反対する人は65.7%にのぼり、原発の再稼動に反対する人は56.3%にのぼる(東京新聞4月12日報道)。今回のエネルギー基本計画はこの国民の声を無視するものである。
 政府は福島第一原発の事故を真摯に反省し、原因を究明し、被災者の多様な声を反映したきめ細かい支援、労働者の健康管理と健全な雇用関係を確保しなければならない。そして原発に反対する国民の声を反映して、原発に頼らない安全でクリーンな自然エネルギーの開拓を推進すべきである。
 東京反核医師の会は、原爆症認定集団訴訟への支援・協力、原水禁世界大会の分科会の企画運営などを通じて、核兵器廃絶のための活動を行っており、新たな核による被害者を生み出すことは決して容認できない。我々は政府の原子力発電の推進、そして無責任に原子力発電所の再稼動を容認するエネルギー基本計画に対して抗議し、撤回を求めるものである。

2014年4月17日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
 (東京反核医師の会)

【連絡先】〒160−0023 新宿区西新宿3−2−7 KDX新宿ビル4F 東京保険医協会内
TEL 03−5339−3601 / FAX 03−5339−3449
担当事務局 野中、大竹、中村


posted by 東京反核医師の会 事務局 at 20:16| Comment(0) | 私たちの考え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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