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2016年12月15日

オスプレイ墜落、国内配備後初の重大事故

 12月13日夜、沖縄県名護市の沿岸で米軍普天間飛行場のMV22オスプレイ1機が墜落、大破しました。
乗組員5人全員が救出され、海軍病院に搬送されましたが、そのうち2人が負傷しているそうです。
 オスプレイは12年10月に、住民の反対を押し切って普天間飛行場に配備されたものです。開発段階から墜落事故が相次ぐなど安全性の問題が指摘されていました。

 米軍の説明によれば、墜落の原因は空中での給油中のトラブルによるものとのことですがたその後、この機体と一緒に空中で給油を受けていた別のオスプレイも、普天間飛行場で胴体着陸する事故を起こしていたことがあらたにわかりました。1日に2件の事故が起こったことになります。

 安慶田光男副知事の抗議に対して、在沖海兵隊トップのニコルソン四軍調整官は「操縦士は住宅、住民に被害を与えなかった。県民に感謝されるべきだ。」と延べ、抗議されること自体に不満を示したそうです。
 しかし、たとえば自宅の隣の空き家に車が突っ込んできたとして「お前の家にぶつからないようにうまく操縦したのだから文句言うな、感謝しろ」とドライバーに言われて、納得できるでしょうか。
 副知事の言うとおり、あまりにも植民地意識に満ちた態度ではないでしょうか。

 もう1つ、問題にしなければいけないのは、この事件の各種マスコミの取り上げ方です。ニュースに触れた多くの人が違和感を覚えたのではないかと思います。
 今回はかなり早い時期から事故現場の画像が出回っており、機体が折れ、翼が吹き飛んでいるのがわかっていました。あきらかに墜落という言葉以外当てはまらないものでした。
 しかし国内メディアの多くは「不時着」「着水」「不時着水」などの言葉を用いていました。これは米海兵隊や防衛省の発表によるものですが、実は米軍準機関紙である「星条旗」(Stars and Stripes)は、今回の事故について「衝突」(crash)という単語を用いているのです。
http://www.stripes.com/news/osprey-crashes-off-okinawa-crew-safe-1.444190#.WFCQQdtwoKA.twitter
 米国内の複数のメディアは、墜落あるいはそれに相当する言葉を用いて今回の事故を報じています。
 
 新聞社ごとに、方針や政策についての考え方が違うのは当然のことです。しかし、見れば明らかに分かる物事をありのままに表現することもできず(だからもちろんこれは「墜落」や「着水」という言葉の定義の問題ではありません)、公式の発表をそのまま流すだけのことが報道と呼べるのでしょうか。
 
 今回のオスプレイ墜落事故は、現在の国内報道の正体があらわになった事件であり、私達の意識が植民地化されている現実を示していると言えるかもしれません。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 18:52| Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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