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2016年12月28日

12/23国連総会本会議で核兵器禁止条約の制定交渉決議が採択(しかし日本は反対)

12月23日の国連総会本会議で、核兵器禁止条約の制定交渉を来年3月に開始する決議を賛成多数で採択しました。
 
 採決の内訳は、賛成113カ国、反対35カ国、棄権13カ国です。反対したのは、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、イスラエルなどの核兵器保有国のほか、アメリカの「核の傘」に依存する国々で、そのなかに日本も含まれています。
 今回の決議は、10月の国連総会第一委員会(軍縮)での採択に続くものですが、この時も日本は反対に回っていました。
 これは、核兵器廃止の道のりにおいて、唯一の戦争被爆国としての日本に寄せられた期待を大きく裏切るものといわなければなりません。

 日本が今回の決議に反対した理由として、大きく@決議に賛成するのはアメリカの核の傘に日本の安全保障戦略に矛盾することになる、A核兵器を法的に禁止する条約の交渉を行うのは、核兵器所有国と非所有国の対立を深める、の2つを挙げており、段階的に核軍縮を進めるべき、との立場を示しています。
 しかし、@そもそも大国の核兵器によって守られるという「核の傘」の論理こそが問題であり、それを認めるならば、他の国が核兵器を所有する権利を求めることも止められなくなります。つまり、核の傘のなかにいること自体が、核軍縮と矛盾しています。
A核兵器廃止条約の交渉によって核兵器所有国と非所有国の対立が深まるというのは順序が逆です。一部の大国が大量の核兵器を所有しているという構造こそが暴力的であり、国際的な対立を生んでいるのではなかったでしょうか。
 
 3月からの制定交渉に核保有国が参加する可能性は低いとされていますが、岸田文雄外相は、「唯一の被爆国として堂々と、この議論に参加すべきだ」として、3月からの制定交渉には加わる意向を示しています。
 日本は、核兵器廃止条約制定交渉において、今度こそ積極的な役割を果たす必要があります。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 17:38| Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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