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2017年01月23日

1/20、高浜原発クレーン転倒、建屋の外壁が破損

 1/20、福井県高浜町の関西電力高浜原発で、アーム部分の長さ約112メートルのクレーンが倒れ、2号機の原子炉補助建屋と燃料取り扱い建屋の外壁が一部壊れる、という事故がありました。

 高浜原発の1号機と2号機は、すでに運転開始から40年を超えていますが、2016年6月に原子力規制委員会から20年の運転延長が認可されていました。2020年に運転を再開することを目標として、原子炉格納容器の上部をコンクリートで覆うという「安全対策」の工事を進めており、今回倒れたクレーンはその作業のために使われていたものでした。
 
 クレーンは約270トン。関西電力によると、燃料取り扱い建屋には使用済みを含めた計259体の核燃料が保管されています。天井からの落下物はなく、燃料に影響はなかったとのことですが、一歩間違えれば大惨事になる可能性もありました。
 
 事件当時、暴風警報が出ており、原発構内にとりつけられた風速計では風速約15メートルだったそうです。大型クレーンは、アーム部分先端からワイヤでつるした5トンの重りを接地させており、これで風速42メートルまで耐えられると想定されていたようです。しかし、実際には固定された方向とは逆に倒れたそうです。
 クレーンの管理の不備や風向きの計測、固定方法などに問題があったのではないかと言われていますが、現時点では詳細な原因は不明です。
 
 ネットで今回の事故について検索をすると、これはあくまで工事中の事故であり、メルトダウンを起こした福島原発のような事故とは違うのだという意見も散見されます。
 しかし、危険性や安全基準を意図的に甘く見積もり、問題点をごまかし続けてきたことが、3.11の福島での事故の要因となったことは事実であり、今回の事故も、その延長線上で捉えるべきではないでしょうか。
 
 福島原発において、いかにして安全上の問題の指摘が葬られてきたかについては、「原発と大津波 警告を葬った人々」(添田 孝史:著 、岩波新書) が詳しいです。
https://www.amazon.co.jp/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%A8%E5%A4%A7%E6%B4%A5%E6%B3%A2-%E8%AD%A6%E5%91%8A%E3%82%92%E8%91%AC%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%80%85-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B7%BB%E7%94%B0-%E5%AD%9D%E5%8F%B2/dp/4004315158/ref=pd_sim_14_17?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=C34EK76FNVEZG5FSAV85
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 17:44| Comment(1) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
怖いですね
Posted by katakuuura at 2017年01月24日 01:21
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