★原水禁2017年世界大会 in 長崎★
8/7〜9、現地からのレポートはこちら

2017年08月07日

路面電車資料館

浦上車庫を経由して、路面電車資料館へ。大正に始まり、原爆の被害をはじめ、幾度も存続の危機にさらされながら、今なお続く路面電車の歴史を知ることができました。写真は世話人の渡辺吉明です。
食事をすませ、これから開会式会場に向かいます。
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posted by 東京反核医師の会 事務局 at 13:08| Comment(1) | 原水爆禁止2017年世界大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無事長崎に到着

宿泊先のホテルに向かう途中です。午後の開会式までは時間があるので、浦上車庫など見学をする予定です。
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posted by 東京反核医師の会 事務局 at 10:58| Comment(2) | 原水爆禁止2017年世界大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いざ、長崎へ

原水禁世界大会in長崎にむけ、まもなく長崎行きの飛行機に搭乗します。台風が心配でしたが、なんとか乗れそうです。
リアルタイムで更新していきますので、よろしくお願いします。
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posted by 東京反核医師の会 事務局 at 07:27| Comment(1) | 原水爆禁止2017年世界大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月31日

【原水禁世界大会2017in長崎】分科会「映像のひろば」上映作品について

6月23日の記事で、原水爆禁止世界大会in長崎の8月8日の分科会「映像のひろば」についてご紹介しましたが、上映作品に変更がありましたので、ご連絡いたします。
上映作品は以下の通りです。

@「永遠なる平和を〜原爆の惨禍〜」
A「戦争のない未来を〜第三回世界大会の記録」
B「不毛の地」
C「ハンヒキヴィ・ワン」

「不毛の地」は、「ハンヒキヴィ・ワン」と同じ、オレグ・ボドロフ監督の作品で、ウラル山脈東側のチェリャビンスクにあるマヤーク核コンビナートが排出している放射性廃棄物による、汚染と健康被害の悲惨な実態を浮き彫りにした作品です。
「ハンヒキヴィ・ワン」とつながるテーマを持っていて、2作続けて観ることで見えてくるものもあるかと思います。
ご都合のつく方は、8/8はぜひ第10分科会「映像のひろば」にお越しください。場所は長崎商工会議所の2階ホールで、9時半〜15時です。

さて、今事務局では世界大会に向けて準備の最中です。ご覧の通り、分科会の看板や反核医師の会の紹介資料の用意を進めております。
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事務局2人とも大会の参加は初めてですが、頑張りたいと思います。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 15:35| Comment(1) | 原水爆禁止2017年世界大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

要望書「日本政府に対し早期の核兵器禁止条約批准を求める」を送付しました。

7月7日に核兵器禁止条約が、国連の交渉会議で、賛成多数で採択されたことを受けて、
核兵器禁止条約を歓迎するとともに、日本政府に対し早期の批准を求める要望書を送付しました。

日本政府に対し早期の核兵器禁止条約批准を求める

 2017年7月7日、ニューヨークの国連本部で開催された条約交渉会議で、核兵器禁止条約が圧倒的多数の交渉参加国の賛成で採択された。われわれは124カ国が参加し、122カ国が賛成したこの採決を心から歓迎する。
この条約は、核兵器の使用、開発、実験、製造、取得、保有、貯蔵、移転などを禁止し、さらに核兵器による威嚇なども禁止するもので、核兵器が国際法上初めて非合法となる画期的な条約となる。核兵器の開発、保有、使用等を禁止する国際条約が結ばれるのは初めてのことであり、核廃絶に向けた道のりの中でも画期的な出来事だ。
 しかし、条約採択後に、日本の別所浩郎国連大使は条約に署名しないと宣言し、「日本は核保有国と非保有国が協力する中で核兵器のない世界を目指している。この条約交渉は、そうした姿で行われたものではない」と述べた。以前から、「核廃絶」を訴えながらも、アメリカの核の傘の下、核兵器禁止には慎重な姿勢をとってきたが、昨年12月の核兵器禁止条約の交渉開始の決議採択において、「棄権」でなく、明確な「反対」に回ったことは、国際社会に大きな衝撃を与えた。
 条約に署名しなかった日本政府の対応は、唯一の戦争被爆国として、条約交渉に積極的な役割を果たしていくことを期待していた多くの国々の、そして日本の人々の願いを裏切るものだ。
 核兵器禁止条約は、核兵器保有国や、今現在、核の傘の下にある国々の現実的な立場も踏まえ、そうした国々でも加入できるように考慮された文面になっている。
 今こそ日本政府は、条約への参加を表明し、保有国へ核廃絶を働きかける側へと大きく舵を切るべき時だ。被爆者や圧倒的な日本国民の願いを受け止めこの条約を批准することを求める。
2017年7月26日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
(東京反核医師の会)
代表委員  向山 新、 矢野 正明、 片倉 和彦

posted by 東京反核医師の会 事務局 at 09:00| Comment(0) | 私たちの考え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

抗議文「北朝鮮のミサイル実験に抗議する」を送付しました。

北朝鮮政府はミサイル実験をくり返し行っていることに対し、
下記の抗議文を北朝鮮政府と内閣総理大臣宛に送付しました。


北朝鮮のミサイル実験に抗議する

 2017年現在、北朝鮮政府はミサイル実験をくり返し行っている。これは、核兵器の開発と不可分に結びついた軍事行動であり、容認できるものではない。
 国連安保理は北朝鮮に対し「いかなる核実験又はいかなる弾道ミサイル技術を用いた発射もこれ以上実施しないこと」(決議1874)を要求するとともに、「更なる核実験の場合には重要な行動をとる決意」(決議2087)を表明している。
また北朝鮮は国際社会の一員としてこの決議を受け入れ、直ちに一切のミサイルおよび核兵器の開発・実験を中止すべきである。
 日本政府は北朝鮮の脅威をあおり軍備の拡大を検討するのではなく、被爆国として核兵器禁止条約の締結へ向け、全力を尽くすべきである。
 東京反核医師の会は北朝鮮政府に対して重ねて強く抗議をするとともに、関係諸国および日本政府に対して核兵器廃絶の実現へ真摯な努力を求める。

2017年7月24日
核兵器廃絶・核戦争阻止 東京医師・歯科医師・医学者の会
(東京反核医師の会)
代表委員  向山 新、 矢野 正明、 片倉 和彦

posted by 東京反核医師の会 事務局 at 18:44| Comment(0) | 私たちの考え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月13日

7/7核兵器禁止条約が採択されました

今年の3月からニューヨークの国連本部で交渉が続いてきた核兵器禁止条約が、7月7日の交渉会議で、賛成多数で採択されました。
核兵器の開発、保有、使用等を禁止する国際条約が結ばれるのは初めてのことで、核廃絶に向けた道のりの中でも画期的な出来事と言えます。

エレン・ホワイト議長は全会一致での採択を提案しましたが、オランダが投票での採決を提案し、採決の結果、122カ国の賛成多数で採択されました。オランダ1カ国が反対したほか、シンガポールが棄権しています。オランダは米国の「核の傘」の下にある国々のなかで唯一交渉会議に参加しており、条約に反対した理由については「核兵器保有国の広い支持が得られていないうえ、NATO=北大西洋条約機構の加盟国としての責任とも矛盾する」と述べています。

条約の具体的な内容について、簡単に紹介します。(※)
第1条では、核兵器の開発、保有、実験、使用とともに、威嚇も禁止しています。
 この威嚇の禁止とは、「核兵器を使用する」とちらつかせることで相手国を脅迫する行為を禁じるものです。「核抑止力」の論理自体を否定するものであるため、核保有国や核の傘を前提とした安全保障政策をとる国々の将来の参加可能性を考慮して、5月22日に出された条約の原案からは外されていましたが、多くの議論の結果、最終草案で盛り込まれることになりました。
 第4条では、「核兵器を放棄してから条約に参加する」、「核兵器を保有している段階で条約に加盟し、期限を設けて核兵器を廃棄する」など、核保有国の参加方法についても記載されています。
また、締約国会議(条約発効から1年以内に開催、以降は2年ごとに開催)や再検討会議(5年ごとに開催)には、条約に参加していない国でもオブザーバーとして出席可能とされています。
18条では、「既存の国際条約との関係で加盟国が負う義務に影響を及ぼさない」とあり、本条約は従来のNPTと相反するものではなく、補完するものであるとしています。
また、広島や長崎の被爆者について、前文で「被爆者にもたらされた受け入れがたい苦しみと被害に留意する」「核兵器の廃絶に向けた被爆者の努力を認識する」と明記されています。第6条「被害者支援と環境回復」のなかでは、核兵器の使用や実験による被害を受けた人に、医療やリハビリ、心理面の支援を提供するとしています。
今回の条約締結において広島、長崎の被爆者が果たした役割は非常に大きなものがありました。南アフリカのディセコ大使は「最も心を動かされたのは、広島と長崎から被爆者を迎え、現実と向き合ったことだ。被爆者に対する私たちの責任を常に心にとどめていた」と述べています。

条約は今年9月から署名が始まり、50カ国が批准手続きを終えてから90日後に発効することになっています。
100カ国以上が加盟する予定ですが、アメリカ、イギリス、フランス、ロシアなどの核保有国や、日本を含む核保有国のほとんどが条約交渉そのものに参加しておらず、条約にも参加しない見通しです。
核兵器禁止条約が採択されたことを受けて、アメリカ、イギリス、フランスの3カ国が共同声明を出し、同条約に対して「国際的な安全保障の環境を無視している」「北朝鮮による核開発の深刻な脅威に対して何の解決策も示していない」と批判しています。

しかし、当然ながら条約に参加していない国に対しては何ら強制力を持ちません。国際世論を喚起し、核兵器の廃絶を後押しすることが本条約の狙いです。それを「核保有国と非保有国の断絶を深める」と核保有国側が言うのは、核廃絶を進める意思を持っていないことを自ら認めるようなものです。
そもそも核兵器禁止条約を締結すべきだという議論が始まったのは、NPT=核拡散防止条約が発効して以降も、核保有国による核軍縮がほとんど進まないという現実があるからだということに留意する必要があります。条約の締結国でないインドやパキスタン、脱退した北朝鮮などの国々が核実験を行うなど、むしろ状況は悪化しています。
アメリカ、イギリス、フランス等の核保有国は、今回の核兵器禁止条約の内容を非現実的だとしていますが、むしろ現実こそが、従来型の「大国間で核兵器を占有することを前提とした核軍縮」(この言葉自体が矛盾しているのですが)の破綻を示していると言えます。

ここで改めて問われるのが、唯一の被爆国である日本の行動です。
7日の条約採択後に、日本の別所浩郎(こうろう)国連大使は条約に署名しないと宣言しました。会見の中で、別所氏は「日本は核保有国と非保有国が協力する中で核兵器のない世界を目指している。この条約交渉は、そうした姿で行われたものではない」と述べています。
以前から、「核廃絶」を訴えながらも、アメリカの核の傘の下、核兵器禁止には慎重な姿勢をとってきましたが、昨年12月の核兵器禁止条約の交渉開始の決議採択において、「棄権」でなく、明確な「反対」に回ったことは、国際社会に大きな衝撃を与えました。
 日本が唯一の戦争被爆国として、条約交渉に積極的な役割を果たしていくことを期待していた多くの国々の、そして日本国内の人々の願いを裏切るものでした。
 核兵器禁止条約は、核兵器保有国や、今現在、核の傘の下にある国々の現実的な立場も踏まえ、そうした国々でも加入できるように考慮された文面になっています。
 今こそ日本政府は、条約への参加を表明し、保有国へ核廃絶を働きかける側へと大きく舵を切るべき時です。

※核兵器禁止条約の全文については、
https://mainichi.jp/articles/20170708/mog/00m/030/001000c(毎日新聞)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-09/2017070905_01_0.html(赤旗)
等を参照ください。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 16:11| Comment(0) | 時事ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

2017年原水爆禁止世界大会開催が近づいてきました

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7月になってから一週間が過ぎようとしており、夏も本番ももう本番です。日に日に暑さが増しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
2017年原水爆禁止世界大会(国際会議8/3〜8/5、広島大会8/5〜8/6、長崎大会8/7〜8/9)が近づいてきました。

7月5日発行のしんぶん赤旗5面にて、原水禁世界大会の特集が掲載されております。記事によれば、国連本部で核兵器禁止条約交渉会議が開催されていることもあって例年よりも一段と反響を集めているとのことです。静岡県で県を含む全自治体が非核平和とし宣言をまとめたこと、ヒバクシャの取り組み、原爆写真展の開催など、全国の団体の活動などもまとめてあり、読み応えのある記事となっております。よろしければご覧ください。また、ぜひ世界大会への参加もご検討ください。東京反核医師の会は、2017年は長崎大会に参加予定です。現地でお会いできれば幸いです。

posted by 東京反核医師の会 事務局 at 19:07| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月30日

原子力研究開発機構の被曝事故について

 茨城県大洗町にある原子力研究開発機構の「大洗研究開発センター」内で、6月6日、放射能の入った容器から中身が漏れ、現場にいた作業員が被曝する事故が起こりました。5人が巻きこまれ、4人が内部被曝しており、もう1人も内部被曝の疑いが強いと報じられました。
 一時は最も被害を受けた作業員の被曝総量は最大36万ベクレルとも伝えられていました。現在は作業員の健康状態に異常がないことが確認され、全員退院したと報じられていますが、経過観察中であり、現在も療養を続けていると報告されています。東京反核医師の会は、作業員の被曝の影響を評価するために今後も経過観察を続けること、また、被曝した作業員へ十分な補償を求めます。

 また、以前からずさんな管理体制の下で放射性物質が扱われていたことが指摘されています。すでに、作業員が点検していた容器は密閉されてから26年間1度も点検が行われていなかったことや、顔を覆うマスクが顔の半分しか覆わない半面マスクだったことなどが報じられています。放射性物質は、作業員の方の健康や生命を一瞬で奪いかねず、取り扱いにあたっては細心の注意と、厳重な管理体制が必要なものです。
 東京反核医師の会は、現実に起こってしまった今回の事故の、徹底した原因究明と再発防止策を政府と原子力研究開発機構の責任で行うことを求めます。併せて、このようなずさんな管理体制を生み出した原子力行政のあり方をあらためて問い直すものです。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 17:17| Comment(0) | 私たちの考え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

8/11「第13回奥多摩平和のための戦争展」のご案内

8/11に奥多摩平和のための戦争展が開催されますので、ご案内します。
東京反核医師の会の代表委員の1人である片倉和彦医師が実行委員長をつとめています。

皆さんは戦時中、神津島から奥多摩への疎開が行われたのをご存じでしょうか。
今回の戦争展では、疎開の体験について当事者の方々にお話しいただきます。
貴重な機会ですので、お時間のある方はぜひお越しください。

第13回奥多摩平和のための戦争展 概要
【神津島から奥多摩への全島疎開】

2017年8月11日(金祝)10時〜12時
奥多摩文化会館(青梅線古里駅徒歩5分)視聴覚室
参加費:無料
主催:第13回奥多摩平和のための戦争展実行委員会(実行委員長片倉和彦)
後援:奥多摩町教育委員会
社会福祉法人奥多摩町社会福祉協議会
一般社団法人奥多摩観光協会
協力:奥多摩町

プログラム(予定)
1:奥多摩町への疎開の体験談
【杉山昭子さん】
【堀口光代さん】
2:神津島から奥多摩への全島疎開
【神津島村教育長石野田博文さんのお話】
ビデオ出演
【梅田千代子さん:じゃがいもばかり食べていた。〜暗いトンネルでぽたぽた水がたれていて】
【稲葉クニ子さん:水車小屋で淋しさを紛らして〜疎開先の地元の子だった七さんとの再会】
【梅田武男さん:寒かった。冬まで続いたら死ぬと思った。〜砂利仕事のいちばん危険なところは朝鮮人がやっていた】
3、戦争体験を語る
  【原島義金さん】
【Fさん】

奥多摩町は新宿からJR中央線、青梅線で約1時間半ほどと少し遠いですが、
豊かな山川に恵まれ、夏でも比較的涼しい場所です。午前中に戦争展にご参加いただき、
午後はゆっくりと自然を満喫していただくのも良いかもしれません。
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 10:13| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

5/26「核も戦争もない世界を!」特別試写会&原水爆禁止世界大会の分科会「映像のひろば」打ち合わせに参加しました。

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梅雨の季節になりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

1月以上前のことになりますが、5/26、全労連会館で、「核も戦争もない世界を!」DVD製作普及委員会主催の、特別試写会に出席しました。上映作品は@「永遠なる平和を〜原水爆の惨禍〜」(1954年)、A「戦争のない世界を 第3回原水爆禁止世界大会―1957東京―」(1957年)、の2本でした。
内容は、以下のとおりです。

・「永遠なる平和を〜原水爆の惨禍〜」
 1954年3月1日、アメリカ・ビキニ沖の水爆実験にて、日本の遠洋マグロ漁船第五福竜丸などが死の灰を浴び、乗組員の久保山愛古氏らは、急性放射能症と診断されました。政府がアメリカの核実験に協力を表明するなか、平和を求める人々は原水爆禁止署名運動をはじめ、ついに3000万筆の署名を集めます。
・「戦争のない世界を」
広島長崎の原爆被害から12年、被爆者は死の恐怖におののき、太平洋上では核実験が続いていました。原水爆への怒りは国民的な署名活動と募金運動となって、第三回原水爆禁止世界大会が準備されます。8月の10日間、東京で開催される世界大会に全国津々浦々から、あらゆる階層の幾万もの人々が集います。壇上には自民党までもが登壇し、エールを送ります。さらに、ジョセフ・ロットブラット博士をはじめ、世界25か国、95人もの各国代表が登場し、核も戦争もない世界を訴えます。

 個人的には、特に後半の「戦争のない世界を」が印象に残りました。原水爆をはじめ、戦争の記憶がまだ生々しく残っていたこともあるのでしょう。一般の市民が代表者に声援を送る様子など、平和への想いが人々の前提の感覚になっていたのが伝わってきます。しかし、その当時の熱気が伝わってくる分、逆に「現在」の社会の冷たさや、危機的な状況が浮き彫りになって、背筋の寒くなる思いもしました(一体いつから、平和を願うことは「政治的に偏っている」などと言われるようになってしまったのでしょうか)。

 さて、今年の8月7〜9日には、原水爆禁止世界大会in長崎が開催されます。
 試写会の後、この原水爆禁止世界大会のなかで東京反核医師の会が運営に協力している、分科会「映像のひろば」の準備について、打ち合わせを行いました。
 「映像のひろば」では、有原誠治監督のコーディネートで、映画鑑賞を通じて原水禁運動の歴史を学び、世界の核被害や、福島第一原発事故について参加者とともに意見交換を行います。
上映予定作品は、以下の3本です。
このなかでも「佐一の息子」は完全新作の映画です。乞うご期待。

@「佐一の息子」
 80歳の大内佐一氏は、核放射線に2回被曝した8人のうちの1人です。1945年広島原爆の被害者は、2011年3月の福島原発事故のメルトダウンの被害者となりました。家族とともに農業を営んでいた故郷は汚染地域となり、彼らはみずからのアイデンティティを含め、多くを失ってしまいました。佐一の息子、秀一は彼の家族とコミュニティを守る責任を負います。
A「ハンヒキヴィ・ワン」
 フィンランドのハンヒキヴィ半島に、ロシアが投資する原発ハンヒキヴィ・ワン計画が浮上します。原発予定地域に家族と住むハンナは、反原発運動に立ち上がります。
 建設予定の原発の燃料は、ロシアのマヤーク核施設で再処理されたもの。この施設が垂れ流す水域の放射線量は、チェルノブイリの3倍。その実態を告発する環境保護団体の女性は国外追放となってしまいます。
B「永遠なる平和を〜原水爆の惨禍〜」
 上記参照
posted by 東京反核医師の会 事務局 at 16:27| Comment(0) | 原水爆禁止2017年世界大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月16日

講演会「共謀罪を絶対廃案に!」のご案内

【日時】 2017年6月22日(木) 18時30分開場 19時開演

【講演】
<第1部> 山城 博治 さん(沖縄平和運動センター議長)
「自由と民主主義を守る最前線。沖縄から今、伝えたいこと」
<第2部> 井筒 高雄 さん
(元自衛隊レンジャー隊員、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(VFPJ)代表)
「先島諸島への自衛隊配備で、日本がアメリカの戦争を担う日」

【会場】なかのZERO小ホール(定員500人) 

【入場料】一般1000円(要申込)

【主催】DAYS JAPAN

【協力】ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(平和を求める元自衛官と市民の会)

詳細は主催者HP https://daysjapan.net/2017/06/01をご覧ください。

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posted by 東京反核医師の会 事務局 at 17:27| Comment(1) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月24日

5/8向山新代表委員の「マーシャル・エニウェトク環礁被害調査」の報告をきいて

5月8日、立川相互病院で東京反核医師の会の向山新代表委員から、「マーシャル・エニウェトク環礁被害調査」の報告会が行われました。
マーシャル諸島では1948年〜49年にかけて、核実験が何度も行われました。
エニウェトク環礁は、あの有名なビキニ環礁よりも多い、44回の核実験が行われています(ビキニ環礁は24回)
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住民は核実験のために、強制的に近隣の環礁に移住をさせられ、そののち、不十分な除染ののちに、1980年に南部の3つの島に再定住して、現在に至ります。
核実験の被害状況の調査のために、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は17年1月10日〜22日にかけて、8人の代表団を派遣し、その1人として、向山先生が参加しました。

現地では、土壌の採取や空間線量の測定、そして住民の健康診断などが行われました。
空間線量は全体的にはそれほど高くなかったものの、コンクリート建造物などの一部に高い場所がありました。
そのなかに地元の住民が通う教会も含まれていたため、結果を聞いてショックを受けている方もいたそうです。

健康診断は男性と女性それぞれ30人ずつを対象に行われましたが、甲状腺の腫大がやや高めの頻度で認められました。
これについて、放射線の影響があるかどうかについては、現時点でははっきりしないものの、
そのうちの複数名は59歳以下で、直接核実験の影響を受けておらず、また現地の現在の空間線量自体はさほど高くないことから、
内部被ばくの影響も可能性としては考えられるようです。
聞き取り調査では、除染作業に従事したという方や、ヤシガニをとって食べている、などの話が聞かれました。
汚染の除去が不十分なことから、北部の島々で取れた食物は食べないように指示が出ているのですが、エニウェトク島は除染の影響で土地がやせており、
十分な食料援助もないために、周囲のものを取って食べざるを得ない実態があるようです。
そのほか、血圧や血糖値が高めに出ており、これは遺伝的な体質のほかに、食生活の変化などの影響も考えられるとのことです。

アメリカからの補償を受けているのは、
現在、ビキニ、ロンゲラップ、ウトリック、エニウェトクの4つの環礁のみで、それも不十分なものです。
旧式のホールボディカウンターはあるものの、食料品の線量をはかる機械もなく、十分な調査ができる態勢にはなっていません。

ルニット島には、放射性降下物のがれきなどの汚染物を格納したルニットドームというドームがあります。現在、地球温暖化によって、海面が上昇しており、
このまま進むとルニットドームが水没し、汚染物質が流出する危険もあるそうです。

定期的な健康調査と医療支援、アメリカの十分な補償が求められる。地元住民の運動の支援の必要性を強く感じた、とのお話でした。

お話を聞いて感じたのは、マーシャル諸島の人々の受けた傷は、身体的な健康被害だけでは(それも非常に重大な問題ですが)言い表すことができないのだということです。
豊かな土地の恵みによって、自給自足で暮らしているような社会において、その住む場所を奪われたり、土地を汚染されるということは、生活の基盤自体が破壊されることを意味します。
そして、それは仮にどんな補償をしても、決して取返しがつかないのです。アメリカが極めて不十分な補償・援助しか行っていないのは、国内の目がこの問題に向かないように、
風化させようとしているのではないかと思いました。

報告会の後、立川相互病院の被爆者集団健診のオリエンテーションが行われました。
単なる健康診断ではなく、当時の被爆体験についての聞き取りや、交流会など、
患者とスタッフのコミュニケーション、つながりを大切にした取り組みを続けていることを知ることができ、大変勉強になった夜でした。
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2017年05月18日

5月3日憲法集会

4月下旬から諸事情でブログが更新できない状況が続いていましたが、再開します。

だいぶ遅い話題ではありますが、5月3日(水)に、有明防災公園で「施行70年 いいね!日本国憲法―平和といのちと人権を!5.3憲法集会」がありました。私たちも参加しました。
 主催者発表で5万5千人が参加ということで、近年にない盛り上がりだったと思います。
 集会では各野党の代表者が連帯の挨拶を行ったほか、落合恵子さんや、伊藤真さんら、各界のみなさんののリレートークもあり、それぞれの想いが強く感じられました。
 個人的に特に印象が強かったのは、沖縄平和運動センターの山城博治さん、特別ゲストとして参加した李泰鎬(イ・テホ)さんの発言で、それぞれ、「辺野古では護岸工事が始まったが、沖縄の心は折れることはない。憲法を変えて戦争への道を進もうとする政権を止めよう」「国は違っても『私たちが主人だ。人が優先だ』の訴えは一緒だ。日本の皆さんを応援します」との力強い言葉が寄せられました。最前線で闘いを続けている人の言葉は、人を引き付けるものあると思わされました
 集会後は、2コースに分かれてパレードが行われました。私たちは豊洲へ向かう3キロのコースを歩きました。
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 この5月3日に合わせて、安倍首相は「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と明言し、野党だけでなく、与党内部からも懸念の声が寄せられています。
 2020年と指定したことに対して、首相は東京オリンピック・パラリンピックも予定されている年だと述べていますが、オリンピックと憲法改正になんの関係があるのでしょうか。
 改憲項目として、高等教育無償化を掲げてもいますが、それならば、法律の改正で今からでもできることです。改憲には国民投票が必要で、それだけでも数百億もの費用がかかります。水道の修理のために家ごと建て替えるようなものです。
 そもそも、民主党政権時代に、高等教育無償化を「バラマキ」と呼んで反対してきたのは、ほかならぬ自民党ではなかったでしょうか。教育無償化を飴と鞭の「飴」にしようという戦略だとしても、あまりにもやり方が幼稚で、その言葉には何の一貫性もありません。
 こんな政権に日本国憲法の条文を触られるようなことはあってはならないと思います。
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2017年04月24日

4/30 講演会のお知らせ

講演会名:「日本列島の全原発が危ない」
講師:広瀬 隆 氏
開催日:2017年4月30日(日)
時間:開場/18:30、開演/18:45〜20:45
場所:なかのZERO小ホール(東京都中野区中野2-9-7)
https://www.nicesnet.jp/access/zero.html

【広瀬隆 ひろせ・たかし】
作家・ジャーナリスト。1943年生まれ。
早大理工学部卒業後、大手メーカー技術者、
医療雑誌翻訳業を経て執筆活動に入る。
著書に『ジョン・ウエインはなぜ死んだか』(文春文庫)
『赤い楯』(集英社)『世界石油戦争』(NHK出版)など多数。
近著に『東京が壊滅する日−−フクシマと日本の運命』(ダイヤモンド社)等。

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